DRAWING SEARCH / CONCEPT

図面を「保管する資料」から、
仕事の言葉で探せる技術資産へ。

図面番号やフォルダ名を知らなくても大丈夫です。「以前の似た製品」「この取引先向け」「この仕様に近いもの」と自然な言葉で探し、図面・製作指示書・関連資料へたどり着ける検索環境を設計します。

画面ありきではなく、「何を知りたいか」から設計します。
コンセプトデモ:このページの検索結果・類似度評価・図面番号・取引先・AI抽出候補は説明用の架空データです。入力内容による実検索、図面ファイルの取得、保存・正式確定は行いません。
01 / SEARCH BY INTENT

検索窓に、仕事の言葉をそのまま。

ファイル名を覚える必要はありません。用途・取引先・製品・年代・仕様など、分かっていることを入力すると、関連する候補と「なぜ候補なのか」を返します。

※ 検索欄は操作を体験するための疑似UIです。どの検索語でも、同じ架空のサンプル図面を説明用に表示します。

Synapse Drawing Search

表示中:架空の固定サンプル

候補 01 / DWG-P-0185
同系列製品・改訂済み・関連資料あり
高い関連性
用途一致
主要寸法近い
相違点モーター容量

なぜ、この候補なのか

製品系列同じ系列として登録されています
仕様口径・主要寸法・材質が近い候補です
関連資料製作指示書と改訂履歴まで接続されています
確認ポイントモーター容量のみ今回条件と異なります
02 / START FROM USE, NOT SCREENS

長い要件定義ではなく、
「どう探したいか」を先に集めます。

現場・技術担当者へのヒアリングと、紙・CAD・製作指示書・Excelの現物/保管状況の確認を行います。同時に、短い利用シナリオのアンケートを広く集め、最初に試す検索体験を設計します。

01

利用場面を集める

「どんな時に図面を見たくなるか」を短く回答してもらいます。

02

検索語を集める

実際に入力したい言葉と、理想の検索結果を集めます。

03

こちらで統合設計

個別要望をそのまま足さず、共通する用途を機能へ変換します。

04

先に触れる形を出す

実物を見ながら、不足だけを追加。議論より先に開発を進めます。

目的は、全員の意見をそのまま機能化することではありません。
広く意見を集め、個人の癖に寄らない共通の使い方へまとめることです。
03 / SEARCH SCENARIO SURVEY

最初にいただきたいのは、
「システム要件」ではなく「利用イメージ」です。

Q1. どのような時に過去の図面を見たくなりますか?例:リピート受注、新規案件の参考、設計変更、製造現場からの確認
Q2. その時、どのような言葉で探したいですか?図面番号でなくても構いません。普段の仕事の言葉で回答してください。
例:「以前、同じ取引先向けに作った、サイズが近い製品」
Q3. その検索で、どんな候補が出れば理想ですか?図面だけでなく、製作指示書・改訂履歴・関連案件なども含めます。
Q4. 「似ている」と感じる時、何を見ていますか?製品系列、寸法、材質、部品構成、用途など。分かる範囲で十分です。

開発時のお願い

✓
初期設計の統合責任はこちらが持ちます

いただいた意見を整理し、優先順位と最初の形をこちらで設計します。

✓
勝手に決定する、という意味ではありません

できるだけ広く意見を活用し、実物を見ながら継続的に修正します。

✓
個人のやり方を、そのまま標準にしません

特定担当者の操作習慣ではなく、会社全体で再利用できる用途へ抽象化します。

✓
会議より先に、動くものを出します

長い要件整理で止まらず、小さな実装と確認を繰り返します。

04 / AI READS, PEOPLE CONFIRM

AIが先に読み取り、
人は間違いだけを直します。

紙図面の読み取りを最初から100%自動化するとは考えません。AIが候補値を抽出し、重要項目や曖昧な箇所だけ確認。実運用では、確認された値だけを正式データとして蓄積する設計です。この画面は保存処理を持たないイメージです。

DRAWING
NO. DWG-P-0185
MODEL: PUMP-X
MATERIAL: SCS13
REV: B
高信頼
高信頼
高信頼
要確認
図面から未確定

※ 入力やクリックで情報は保存されません。

05 / WHAT MAKES THE SEARCH DIFFERENT

ファイルを探すのではなく、
関係をたどって候補を出します。

図面番号が分からなくても、製品・取引先・用途・仕様・関連資料など、分かっている情報から候補へ到達します。必要に応じて、後から関係を増やせます。

仕事の言葉自然言語の検索意図
Synapse検索意図を構造へ変換
図面・資料紙 / PDF / CAD / Excel
業務の関係製品・取引先・仕様・改訂
候補と根拠「なぜ似ているか」まで表示

※初期段階から大規模なKnowledge Graphを前提にはしません。必要な検索用途から、必要な関係だけを段階的に構造化します。

IMPLEMENTATION / PRACTICAL ROLLOUT

図面の検索以前に、
何を残し、どう運用するかを決める。

既存のDX計画と現場の資料を確認し、価値が高く取り組みやすい範囲を選びます。紙の全件電子化を前提とせず、小規模な試行の結果から次の対象を決めます。

01 / INVENTORY

既存資料・利用状況を確認

紙図面、CAD、製作指示書、Excelの種類、保管場所、利用頻度、現行の検索方法を整理。

02 / PRIORITY

優先順位と対象を決定

利用頻度、重要度、現場への効果、デジタル化の難易度を比較し対象を限定。

03 / PILOT

管理ルールを試行

図面番号、製品、取引先、版・改訂などの登録項目と検索方法を決め、実際に使って改善。

04 / ROLLOUT

運用体制・費用を整理

社内、専門人材、外部委託の役割、工数・費用、全社展開のロードマップを検討。

06 / SMALL START, FAST FEEDBACK

全部を整理してから始めない。
使う範囲から、検索可能にする。

STEP 1

対象を限定

1製品系列、1部門、あるいは一定期間などから開始。

STEP 2

図面を読み取る

AI抽出と確認画面で、検索に必要な項目だけ構造化。

STEP 3

自然言語検索

実際の利用場面から検索し、候補の質を確認。

STEP 4

必要機能を追加

関連資料・類似検索・改訂管理などを必要に応じて拡張。

07 / THE FIRST QUESTION

最初に教えてほしいのは、
「どの画面が欲しいか」ではありません。

「どのような時に図面を見たくなりますか?」
「その時、どんな言葉で探しますか?」
「何が候補に出れば、仕事が早くなりますか?」

この回答から、最初の検索体験をこちらで設計します。